雑誌掲載記事から改めて思うこと

書棚の整理をしていたところ、
Topが2001年から企画開発に関わり、
2002年にお客様であるFM東京様に納品した製品が、
画像付きで記事掲載された雑誌が出てきました。
(日経トレンディ2004年12月号
別冊付録「ヒット商品の設計図」)

当時は今のスマートフォンはまだ生まれておらず、
携帯電話にラジオ機能を搭載してもらうために、
FM東京様が奔走された記事であり、
「FMラジオ受信機能付きハンズフリーセット」を
景品として業界関係者に配布することで、
社内での企画を通し、結果2003年秋には
KDDI発売の携帯電話に搭載された
という成功ストーリーの記事です。

その景品ノベルティの
企画開発制作を請け負ったのが、
当社Topでした。
私がTopの経営に参画した2001年に、
ご紹介にてFM東京様から直接Topに企画が
持ち込まれたお話です。

業界関係者向け配布用の
初回納品分が大好評だったため、
全国のFM放送局からも相次いで追加オーダーを
頂戴したことを覚えています。

時代は流れ、今ではラジオアプリを
スマホにインストールすれば簡単に
聴くことができるわけですが、
携帯電話でラジオを聴くニーズなんてあるのかと
当初は携帯電話会社、メーカー各社も
懐疑的であったようです。

それだけ世の中に無いものを実現させる
ということは並大抵なことではない
ということです。

私たちグッズメーカーとしても、
「通常はそのような作り方はしない、できない」
と今までの経験と実績だけで、
お客様からのご相談に乗るのではなく、
常に「こういう作り方を敢えてできないか」
と工場とゼロベースから
検討してみる気持ちが大事であると
思い出させていただいた
懐かしい雑誌掲載記事でした。

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