中国旧正月前後の緊張感

毎年緊張感を伴う生産管理の時期に入ってきました。

当社生産の中心である中国の旧正月前後の生産管理は、
細心の注意を払う必要があります。

多くの中国工場としてのお正月休みは、
元日を挟んで前後1週間ずつの
計約2週間程度です。

しかしながら、工員さんたちの中には
工場の休み前に故郷に帰ってしまうし、
工場の仕事始めに戻っていないという状況が
散見されるのです。

理由は、
中国の帰省ラッシュは日本と比較にならないほどの
壮絶な状況であり、
往復の交通手段であるバスや電車、飛行機など、
チケット確保が困難で帰郷時期を前倒ししたり、
工場に戻る時期も後倒しするというわけです。

更には、帰省した故郷に戻ったら、
新たな工場が作られていて故郷でも働けることに気づき、
元居た工場に戻らないなんてこともよくある話です。

その点を「労務管理しっかり頼む」といくらお願いしても、
工場側は手立てがなく万歳状態というわけです。
それであればTopとしてその状況を考慮して、
生産スケジュールに余裕を持たせなくてはいけません。

日々の生産状況を把握していくこと、
品質管理は、
もしもの事態にリカバリー対応できる時間を考慮しつつ、
生産立ち上がり時期から
繰り返し現地工場に立ち合うなど、
きめ細やかな生産管理が必要となるわけです。

私自身も週明け22日から延べにして6工場を訪問して、
旧正月前出荷予定の20アイテムを2週間かけて、
しっかりチェックしてまいります。

パートナーである工場と共に、
気持ち良く旧正月を迎えられるように、
集中したいと思います!