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【第8回】 失敗しない、後悔しない ― グッズ・ノベルティ制作会社の選び方    『十分な?モノづくりの知識』

『多岐にわたる業界との取引実績があるか』と題して、様々な業界との取引実績かつ様々な目的別グッズ制作を幅広く手掛けるグッズ・ノベルティ制作会社には、アイテム企画の引き出しが多いことを前回第7回コラムにてお伝えしました。今回第8回も更に深掘りしていきましょう。

 

工場と直接取引しているか?

 

例えば、貴社が広告代理店・印刷会社・百貨店外商など代理店経由でグッズ・ノベルティ制作を発注する場合、下請けメーカーや国内外商社などが介在するケースが多いと予想されます。介在する会社が多ければ多いほど各社の利益が貴社への商品見積価格に上乗せされコストパフォーマンスが低下することは当然のことです。

 

しかし、コストパフォーマンス低下だけではないことにご留意いただくことのほうがより一層大切です。

 

デザイン先行は、困りごとの兆候あり 要注意です

 

中間業者がいればコストパフォーマンスが低下すること以上に悩ましい問題を抱えることになる企業様が多いのは事実です。私たちTopに新規にお問い合わせいただく企業様から最も多いご相談が、『グッズ・ノベルティ制作を進めていたら困ったことになりまして・・・』と助けをお求めになるケースです。

 

以下、『デザイン』というキーワードによるお困りのお問い合わせ例を挙げましょう。

・デザインまで最終決定して、生産開始段階で決定デザインのままでは制作できないことが判明

・複数デザイン案を提案してもらい検討進めたが、結果的にどれも予算を超える案であることが発注段階で判明

・1色印刷なら予算内で制作可能と聞いてデザイン作成したが、発注後、位置指定やグラデーションのデザインは予算や希望納期に収まらないことが判明

 

以上はお問い合わせの一部に過ぎませんが、モノづくりの知識不足と工場との連携が悪いことに加え、アイテムありきデザインありきでお客様企業のグッズ・ノベルティ制作を進めてしまった結果の悲劇です。

 

私たちTopでは多くのお困りのご相談お請けする中、問題発生時点からリカバリーの回答ができることも時にありますが、多くのケースは納品希望日に対応出来かねるスケジュールであることが殆どです。デザイン決定進める前にもう少し早めにご相談頂戴できればと、悔やまれてなりません。

 

このデザイン関連のお困りは、アイテムが立体・平面どちらでも多い印象です。

 

伝言ゲームにならないことが『工場直接取引するグッズ・ノベルティ制作会社』活用のメリット

 

上述した通り、デザイン先行により、『納期遅延』『価格アップ』『生産不可』などデザイン入稿の発注段階で判明するものが多いとお伝えしました。

 

しかし、デザインの理由に因ることだけのお問い合わせでないこともあります。

お問い合わせいただいた企業ご担当者様より詳しくご事情をお聞きすると、窓口となっている中間会社の営業担当者に問題あることが多いのも特徴であり、振り返っていただくとこのようなケースが多かったとのこと。

 

・後から思えば、モノづくりの知識や制作経験が豊富を装う回答が多かった

・『大丈夫です』『なんとかします』など安請け合い回答が多かった

 

上記2点以上に最も多いケースは、

・ミーティングにおいて宿題となった内容の回答が遅く、並行して社内検討スピードも遅れた

 

最初の2つのケースは、モノづくりの知識・経験が乏しいことを悟られたくない営業担当者の深層心理からの回答ケースですが、最後の回答の遅れは、中間業者が多く介在することにより、結果的に伝言ゲームとなり時間を要するパターンとして最もお聞きするケースです。

 

この『伝言ゲーム』といえる様相は、回答に要する時間の問題だけでなく、更に、工場の言葉(回答)が貴社まで正確に伝達されているかどうかという問題も合わせて抱えているのです。

 

工場は貴社商品生産ラインを常に確保しているわけではありません

 

上述した『伝言ゲーム』に因る問題発生であろうと、貴社としては既に内容確認したうえで発注済みなのですから、約束通りの価格・納期・デザインどおり契約履行して欲しいと要求されるのは至極当然のことでしょう。

 

その要求に対し、問題発生を貴社に伝えてきた窓口の代理店などが、貴社から改めて契約履行を迫られ『大丈夫です、なんとかします』と回答したとしても不安は拭い切れません。

 

何故なら、当初お約束した内容が出来ないと問題発生伝えてきたにもかかわらず、やっぱり『大丈夫です、なんとかします』と言うのは、工場側の回答ではないはずです。工場は受注生産出来るものなら貴社のために生産ラインを入稿時期の後から空けておいたはずですから、入稿データの修正や商品設計変更の時間があるにもかかわらず、生産ラインを何日も空けておいて気にしない工場は倒産しそうな暇な工場でない限り存在しません。

 

最も恐れるべきは『時間泥棒』です

 

上述した問題は、しばしば発生することではないと信じて止みません。

 

但し、初めて問題と対峙された際に認識かつ辛いことは、貴社ご担当者様の『心の痛み』だけでなく、何よりもグッズ・ノベルティ制作以外の幅広い業務を受け持つ貴社ご担当者様やチーム社員の貴重な時間を奪う『時間泥棒』です。

 

発注先が各種代理店(中間業者)とせざるをえないその他ご事情もあることは、十分承知しております。例えば、代理店にはその他業務の発注もあり、全体進行を考えてのこともあることでしょう。

 

問い合わせ先を増やすことは貴社ご担当様にとって一見手間はかかりますが、『工場と直接取引を行っているグッズ・ノベルティ制作会社』にも並行してご相談されることを、後々の憂いを断つためにもお勧めします。それは結果的に、企業ご担当者様の無駄な時間を削減することに必ず繋がります。

 

『工場と直接取引を行っているグッズ・ノベルティ制作会社』はモノづくりの知識が豊富なため、話が二転三転するような非効率なことなく、かつご予算に適した最適な仕様によるコストパフォーマンスの高い提案を受けられることでしょう。

 

岡本 将

執筆者

株式会社トップ代表取締役 岡本 将

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