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【第2回】 失敗しない、後悔しない ー グッズ・ノベルティ制作会社の選び方    『エンドユーザー企業との直接取引』

エンド企業様との直接取引がメインのグッズ制作会社か?

このクエスチョンを読んで、エンド企業との直接取引しているグッズ・ノベルティ制作会社がベストの選択だと早合点されないでください。グッズ・ノベルティ制作において貴社の置かれている状況に合わせてグッズ・ノベルティ制作会社を選ぶことが大切です。

グッズ制作会社には2パターンあり<パターン別メリット・デメリット>

以下のとおり、良し悪しではなく、グッズ制作会社には大きく分けて2パターンあることを先ず知っておいてください。

 

A エンド企業様<ライセンシー(※1)・イベント会社(※2)含む>メインに直接取引するグッズ制作会社

(※1 ライセンシーとは:主にキャラクターなど版権を制作者とその管理をする会社が許諾=ライセンスを持つライセンサーから、許諾=ライセンスを受けて商品化販売を行う会社のこと)

(※2 イベント会社とは:主にプロアマチュアスポーツ、音楽ライブコンサート、映画などイベント興行に関連する主催者、企画運営会社のこと)

【メリット】

・エンド企業様と直接取引による実績・経験値備えたエンドユーザー目線によるアイテム提案可能

【デメリット】

・継続取引企業数少ない場合、アイテム提案のレパートリー少ない可能性あり

=結果的に実績アイテム数少ないため、様々なモノづくりの知識少なく、良き相談相手とならない可能性あり

 

B 代理店(広告、印刷、百貨店等)からの制作下請けメインとしたグッズ制作会社

【メリット】

・エンド企業様に対応せず下請けに特化することで、生産面に注力することができるため、モノづくりの知識を積み上げ蓄えている可能性大

【デメリット】

・エンド企業取引メインではないため、自らアイテム提案の機会が少なくエンド企業、エンドユーザーの立場に立った多方向の目線による様々なアイテム提案が不得意

制作会社パターンを見極めるには

グッズ・ノベルティ制作会社のホームページだけでは見極めることは至難の業です。

というのも、グッズ制作会社のホームページには取引企業名を明かしていない会社もあれば、明かしていたとしても、直接取引していないにもかかわらず有名企業の社名を掲載しているケースもあります。

 

『では見極める何か良い方法はあるのか?』

やはり、先述した第1回コラムのとおり、制作実績を実際に拝見することに尽きます。

[第1回]失敗、後悔しないグッズ・ノベルティ制作会社の選び方ポイント | オリジナルグッズ・オリジナルノベルティなら株式会社トップ (sp-top.com)

但し、グッズ・ノベルティ制作会社から拝見した制作実績が『エンド企業との直接取引実績』か『各種代理店経由の下請け実績』であるのか100%証明する術はないと考えます。

それでもある程度推測できる方法があります。それは『質問』です。

 

質問事例:

『この制作実績のエンドユーザーの評判はいかがでしたか?』

『この販売雑貨制作実績は、どのような場所で販売されたのですか?』

『このノベルティ実績は、どのような内容の販促プロモーションで制作されたものですか?』

 

上記のような『エンド企業との直接取引だからこそ知り得る事実に対する質問』に即答できれば、高い確率で『エンド企業との直接取引実績』でしょう。

 

先述したとおり、A・Bどちらのパターンの制作会社が良いのではなく、どちらのパターンのグッズ・ノベルティ制作会社であるか認識したうえで、貴社のグッズ・ノベルティ制作の方向性とグッズ・ノベルティ制作会社に期待することを踏まえつつ、貴社に見合うグッズ制作会社を選ぶ方法がございます。

お客様ご希望のアイテムが決定されている段階なら

グッズ制作ご希望のアイテムが明確であるお客様企業は、オリジナルグッズを販売されるライセンシー様・イベント会社様に多い傾向があります。

これは今までの販売実績による人気アイテムや、キャラクターやアーティストの世界感をアピールすべく商品開発部門のご担当者が検討を重ねたアイテムをリストアップされたうえで、グッズ制作のお問い合わせ・相談が多いことにあります。

 

特定のグッズアイテムを制作決定している場合でも、多種多様なカテゴリーのアイテム制作実績があるグッズ・ノベルティ制作会社を選ぶことを敢えてお勧めします。

以下 5つの理由

  • 発注されるオリジナルグッズを販売されるお客様企業側からみると、1アイテムのみ販売することは稀です。通常多品種の商品展開を検討される中、アイテムカテゴリー毎に選ばれた複数の制作会社に分離発注される場合、ご担当者と複数の制作会社とのやり取りの煩雑さは制作会社とのコミュニケーション低下に繋がりかねず、結果として期待通りの制作進行が出来ないことも懸念されるため。

(※補足説明:貴社において商品開発、購買、生産管理、マーケティング担当など多くの部署かつ人材が豊富であり時間と労力を十分に割ける会社環境であれば、アイテムカテゴリー毎にグッズ・ノベルティ制作会社を探されることも良いかもしれません。)

 

  • グッズ・ノベルティ制作会社側からみると、複数アイテムの一括受注は、各アイテム工場のきめ細やかな生産管理能力が問われるものの、生産管理費用・国内外物流費用・第三者検品費用などスケールメリットを活かすことが可能であり、結果的に制作コスト総額の低減をお客様企業に享受いただけるメリットを創出できるため。

 

  • 特定のグッズアイテムを制作決定している場合、特定のグッズ制作を専業としている自前工場設備を持つ制作会社を探そうとお考えになる企業様も多いですが、この点は注意が必要であるため。

例えばプラスチック専業メーカーだからプラスチック成型アイテムを発注するケースでは、専業メーカーでも工場にある射出成型機の設備内容によっては成型できる仕様・サイズに限りがあります。専業メーカーですからプラスチック成型についての専門知識は十二分に備えているものの、自社工場設備では対応できないプラスチック成型物受注の場合、結果的に同業他社工場へ再発注するしか方法が無く、お客様企業にとっては、コストパフォーマンスが決して良いとは言い切れないケースおよび制作にあたり迅速な対応にも影響がでる可能性は否めないため。

これはプラスチック成型工場に限らず、縫製工場、金属工場、ラバー工場、アクリル工場等々多くのアイテムカテゴリーでも同様のことが言えます。

工場機能を持たないファブレスメーカーであれば、多くの取引工場の設備内容しいては得手不得手を把握したうえで、適切な工場への発注が可能であり、結果としてお客様企業にとっては品質とコストパフォーマンスの両立を享受いただけます。

 

  • 特定のグッズアイテムを制作決定されていても、多種多様なカテゴリーのアイテム制作実績があるグッズ・ノベルティ制作会社であれば、決定アイテムの使用目的は変えずに、ご希望の数量や予算に合わせて素材や仕様を変更アレンジした提案が可能であるため。

 

  • 工場設備を持つグッズ・ノベルティ制作会社は、自前工場の生産ラインを稼働させることが主目的となり、お客様企業に対し、素材や仕様を変更するほうが得策であっても自らの工場事情を優先し提案しないケースも多く耳にするため。

 

敢えて申し上げると、制作アイテムが既にお決まりであれば、『エンド企業との直接取引実績』『各種代理店経由の下請け実績』どちらがメインのグッズ・ノベルティ制作会社でも構わないといえるでしょう。

それ以上に、多種多様なカテゴリーのアイテム制作実績があるグッズ・ノベルティ制作会社かつ品質に厳しいエンド企業様向けのグッズ制作実績が豊富な制作会社を探すことが大切といえるかもしれません。

 

また、制作アイテムが自社で決定している場合でも、本当に決めたアイテムが販売雑貨として、もしくは販促プロモーション向けノベルティに適しているか悩むケースもあることでしょう。

「その他に良いアイテム候補はないか」と、制作会社に聞いてみたいとお考えの場合は、次項の『お客様ご希望のアイテムが未決定の段階なら』に照らし合わせて制作会社を探されることをお勧めします。

お客様ご希望のアイテムが未決定の段階なら

 

グッズ制作ご希望のアイテムが未決定であるお客様企業は、販促プロモーションに使用するノベルティ制作をご検討中の企業様に多い傾向があります。また販売雑貨の制作においても、定番アイテム以外に新たなアイテムを検討されたいお客様企業も増加傾向にあります。

 

ノベルティ制作の場合、お客様企業にとっては、全体のプロモーション予算の中で、ノベルティ制作の数量、予算もある程度明確であるものの、自社の商品やサービスのストーリーに見合うアイテムをお探しであるケースが当てはまります。

 

自社の商品やサービスのストーリーに見合うアイテム提案をグッズ制作会社に期待したいわけですから、少しでも多くのエンド企業との直接取引実績によりエンド企業から知り得た様々な制作実績のユーザー評判や自社予算に見合うグッズ仕様アレンジを期待することができるグッズ・ノベルティ制作会社に企画提案を求めるべきです。

 

上記内容に貴社が当てはまるのであれば、エンド企業様<ライセンシー(※1)・イベント会社(※2)含む>メインに直接取引するグッズ制作会社をお選びになることをお勧めします。

 

因みにですが・・・私たちTopはどの制作会社パターン?

結論はどちらも当てはまります!

A エンド企業様<ライセンシー(※1)・イベント主催会社(※2)含む>との直接取引

⇒当社売上の81.3%を占めます。(2020年9月末決算時 以下同様)

 

3つの事業別エンド企業取引割合 内訳>>

1)販売雑貨制作:売上の93.7%=ライセンシー、イベント主催会社、小売企業様等からの直接取引

 

2)ノベルティ制作:売上の87.9%=エンド企業との直接取引

背景・・大企業の販促プロモーション施策は多岐にわたります。

私たちTopは大企業優良企業との取引もあり、多くは直接受注いただきますが、エンド企業によってマーケティング部門の人員・仕事量の膨大さといった事情からプロモーション全体を大手代理店が一手に請け負い、私たちTopはノベルティ制作のみ代理店より請け負うといったケースがあります。

 

3)資材制作:売上の63.9%、エンド企業との直接取引

背景・・主にノベルティ制作の直接取引企業様へのサービスとして始めた事業であり、取引企業様からのリクエストアイテムにおいて、専業メーカーより格安にお請けできるアイテムのみ継続制作しております。代理店経由の制作請負は、取引企業様からのご紹介によるご縁に頼りつつ、エンド企業様にとって専業メーカーなど既存仕入れ先より低価格で制作請負できる場合に限り、継続的にご注文をいただいています。

アイテム例を挙げますと、オリジナル別注対応による『各種書類(証書)ファイル』『福袋・通い袋・商品収納用の巾着袋』などのオリジナル資材の制作がメインです。

 

B 代理店(広告、印刷、百貨店等)からの制作下請け

⇒当社売上の18.7%を占めます。大手デザイン会社との協業が多いことも特長のひとつです。

岡本 将

執筆者

株式会社トップ代表取締役 岡本 将

販売雑貨・ノベルティ・資材のオリジナルグッズ制作お任せください。
海外生産による大量ロット制作から国内生産による小ロット制作まできめ細やかに対応いたします。
お客様企業にとって、より良い商品制作の信頼できるパートナー、相談相手として徹底した品質管理で日本クオリティを守ります。

→ブログ「寝ても覚めても」

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