オンライン商談予約

エコ素材 深掘りコラム<再生コットン(リサイクルコットン)>

「エコ素材 深掘りコラム」では、昨今、企業のCSRの一環として注目されているSDGsの視点で、ノベルティに取り扱える生地の特徴や、そのメリット・デメリットなどについてご紹介しています。

それではまず、エコ・SDGsを意識したモノづくりとは何でしょうか?

ズバリ、サステイナブルな(持続可能な)モノづくりです。

となるとやはり、オーガニック、フェアトレード、再生・リサイクルは切り離せない領域になります。

そこで今回の「エコ素材 深掘りコラム」では、人と自然が調和した持続可能なグッズ・ノベルティ制作に向けて、Topが提案できるエコ素材について、SDGsとの関わり、そのメリット・デメリットをご紹介し深掘りしていきます。

まずは7000年以上も昔より人間と関わりをもつコットンについて、SDGsの視点から、以下の3つのカテゴリに分けて深掘りします;

ーオーガニックコットン

ーフェアトレードコットン

ー再生コットン(リサイクルコットン)

今回は、再生コットン(リサイクルコットン)について、SDGsとの関わり、そのメリット・デメリットをご紹介します

オリジナルノベルティ制作で半世紀近い実績をもつ当社・Topの視点ならではのヒントも盛り込んでいきますので、エコ素材選定の参考になれば幸いです。最後までお楽しみください。

再生コットン(リサイクルコットン)が貢献できるSDGsゴール

SDGs17の目標のうち、リサイクルが特に関連するのは

SDGs12番の「つくる責任 つかう責任」です。

 

『つくる責任』 「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」、これはアップサイクルにも繋がります。

 

『つかう責任』とは、消費者に求められる責任であり、リサイクルに協力することなどがその例として挙げられます。 

 

つまり再生コットン(リサイクルコットン)は、特に「SDGs12.つくる責任、つかう責任」の達成に貢献します。

 

再生コットン(リサイクルコットン)と通常コットンの違い

再生コットン(リサイクルコットン)は、紡績工場や縫製工場で廃棄されていた綿の裁断くずや落ちわた、衣料品の端切れや布地の余りからできています。つまり、すでになんらかの染色が施されているわけです。

 

再生コットン(リサイクルコットン)と通常コットンは生産工程が異なる

 

当然ながらその生産過程は、栽培された綿花から生産される通常コットンとは異なります。

 

再生コットン(リサイクルコットン)生産工程:

回収 ⇒ 分別(不要なもの、色別) ⇒ 細かく裁断 ⇒ 更に細かく破砕 ⇒ 紡績(糸の完成) ⇒ 生地 ⇒ 縫製

 

綿花栽培によるバージン(未使用)コットン生産工程:

綿花栽培 ⇒ 綿花摘み取り ⇒ 紡績(糸の完成)⇒ 生地 ⇒ 縫製

 

上記のとおり、再生コットン(リサイクルコットン)の工程は、綿花栽培に頼らず、今までは多く廃棄されていた「こぼれ落ちた原綿」「不均等な糸」「糸くず」「断裁して残った端切れ」を回収することから大きく4段階の工程を経て通常のコットン同様、紡績工程に進んでいく点が異なります。

 

すでに染色済みの端切れをリサイクルするため、染色する工程が不要となり、CO2の排出量や水の使用量を減らせ、環境にも優しいです。

その点からも「持続可能な消費と生産のパターンを確保する=『つくる責任』」に繋がります。

 

再生コットン(リサイクルコットン)の歴史は実は長い

 

実は古くから、多くの紡績工場でこぼれ落ちた原綿を回収し、綿糸にしたり、原綿を「布団の中綿」等にしたりと、多くの商品に二次利用されていました。

 

そして近年、エコ・SDGs素材『再生コットン(リサイクルコットン』として、縫製工場にて発生した端切れの再利用が改めて注目されているという経緯があります。

 

再生コットン(リサイクルコットン)のデメリット?!

 

全ての事象に一長一短があるように、再生コットン(リサイクルコットン)にもいくつかの課題はあります。

 

・色ムラが発生する可能性:

落ち綿回収時に、床の上に落ちている微細なホコリも同時に混ざることに加え、機械的なリサイクル工程を経ているため、特定のカラー染色する場合、色ムラが発生する可能性があります。

 

・生地表面の肌触り:

生産工程上、生地表面に小さな糸のかたまりが生じやすい

 

再生コットン(リサイクルコットン)の今後の課題

 

 

  • 安定した品質

原料といえる「こぼれ落ちた原綿」「不均等な糸」「糸くず」「断裁して残った端切れ」だけを100%利用すると、強度が弱いため、以下の方法により補強されています。

 

例えば

 

・バージン(未使用)コットンと混紡する

・生地に特殊加工(例:防虫加工、防縮加工など)をほどこす

 

実際には上記のような補強方法を採用していても、一般ユーザーには天然のバージンコットンとの違いを目視ではなかなか判別することは難しいと思われます。

 

ですが、強度を確保しつつ、天然のバージン(未使用)コットンの肌触り、吸湿性・吸水性の高さ、自然な光沢感といったメリットを損なわない生産技術開発(手間のかかる分別仕分け工程等)が今後の課題といえるのではないでしょうか。

 

 

  • 安定した供給

再生コットン(リサイクルコットン)は、綿花を栽培する必要がないため、水資源を抑え、農薬の汚染を抑えることもできる地球環境に優しい素材であり、廃棄物を再利用するため、廃棄物削減、温室効果ガスの排出量削減に繋がるエコ素材です。

 

一方、原料の回収と多工程の手間において安定した供給量が確保できていない点も今後の課題です。

 

私たちTopは、上記のようなデメリット、今後の課題を踏まえた上で貴社ブランディングへのフルサポートをお約束します。

 

例えば、生地の質感をご納得いただくために、在庫生地見本をお客様には確認いただき、都度、生地在庫量を確認することを社内ルールとして徹底しています。

 

Top取り扱い生地の紹介

繰り返しになりますが、上記の課題を踏まえた上で、

以下5種類の『再生コットン(リサイクルコットン)』によるグッズ制作が提供可能です。

 

・キャンパス4オンス

・キャンパス6オンス

・ツイル

・ツイル12オンス

・ツイル16オンス

 

再生コットン(リサイクルコットン)を活かした貴社販促グッズ制作

SDGs17の目標を達成する基盤ともいえる「再生(リサイクル)」。

 

貴社の商品、サービスに繋がるメッセージ・ストーリーを再生コットン(リサイクルコットン)を活用したグッズと一緒に封入することで、貴社と消費者・ユーザーの間に共感が生まれ、「もらって良かった!」といった納得感に繋がる、とTopは考えます。

 

例えば、国内海外計1,200店舗以上を展開する「無印良品」の再生コットンアイテムには「資源をムダにしない」というメッセージタグが取り付けられています。ユーザーへの環境意識喚起と企業姿勢を同時に伝えています。

 

私たちTopが考えるメッセージ文例を勝手ながらお伝えします。

 

例えば「再生コットンでつくられた【おかいものバッグ】」を業種別に用いるならば・・・

 

・食品・飲料メーカー向け

「再生コットンでつくられた【おかいものバッグ】です。再生コットンは綿花栽培に必要な大量の水資源、農薬の使用量を削減できます。私たち㈱〇〇〇が開発生産する商品も常に地球環境に優しい商品を目指し、皆様に安心と健康をお届けします。」

 

・幼児・子供向け各種サービス業向け

「再生コットンでつくられた【おかいものバッグ】です。お子さんやご家族の肌に優しく、地球環境にも優しい素材からつくりました。私たち㈱〇〇〇も、これまで以上にお子さんの成長にふさわしい優しいサービスをお届けしてまいります。」

 

・住宅リフォームメーカー向け

「再生コットンでつくられた【おかいものバッグ】です。廃棄物削減、温室効果ガス排出量削減に繋がる地球環境に優しいエコ素材でつくりました。私たち㈱〇〇〇も、地球環境に優しいお客様のご自宅の再生(リフォーム)を全力でサポートいたします。」

 

・機械メーカー向け

「再生コットンでつくられた【おかいものバッグ】です。綿花栽培農場はじめ染色工程を省くことで水資源・エネルギー資源を低減できるエコ素材でつくりました。私たち㈱〇〇〇も、環境負荷を低減可能な製品開発に努めております。」

 

などなど

 

どのような業界や企業、団体においても、貴社商品・サービスに繋がるメッセージ作成は可能です。

貴社CSR活動が、貴社の販促プロモーションの追い風となるよう、積極的に活用いただきたいものです。

貴社にて、「再生コットン(リサイクルコットン)」を使ったグッズ制作をご検討の際には、是非、私たちTopにお問い合わせください。

エコ・SDGsグッズ制作はもとより、ユーザーへお届けするメッセージ作成もフルサポートさせていただきます。

 

「再生コットン(リサイクルコットン)」に限らず、貴社商品・サービスに繋がるエコ素材の選定・企画提案・制作について、多岐にわたってご支援させていただきます。

 

ご連絡をお待ちしています!

 

お時間あれば、以下特集サイトもご覧ください

エコ・SDGsノベルティグッズ制作 | オリジナルグッズ・オリジナルノベルティなら株式会社トップ (sp-top.com)

岡本 将

執筆者

株式会社トップ代表取締役 岡本 将

販売雑貨・ノベルティ・資材のオリジナルグッズ制作お任せください。
海外生産による大量ロット制作から国内生産による小ロット制作まできめ細やかに対応いたします。
お客様企業にとって、より良い商品制作の信頼できるパートナー、相談相手として徹底した品質管理で日本クオリティを守ります。

→ブログ「寝ても覚めても」

RELATED COLUMN

関連コラム