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エコ素材 深掘りコラム<オーガニックコットン>

「エコ素材 深掘りコラム」では、昨今、企業のCSRの一環として注目されているSDGsの視点で、ノベルティに取り扱える生地の特徴や、そのメリット・デメリットなどについてご紹介しています。

 

それではまず、エコ・SDGsを意識したモノづくりとは何でしょうか?

 

ズバリ、サステイナブルな(持続可能な)モノづくりです。

となるとやはり、オーガニック、フェアトレード、再生・リサイクルは切り離せない領域になります。

 

そこで今回の「エコ素材 深掘りコラム」では、人と自然が調和した持続可能なグッズ・ノベルティ制作に向けて、Topが提案できるエコ素材について、SDGsとの関わり、そのメリット・デメリットをご紹介し深掘りしていきます。

 

まずは7000年以上も昔より人間と関わりをもつコットンについて、SDGsの視点から、以下の3つのカテゴリに分けて深掘りします;

 

ーオーガニックコットン

ーフェアトレードコットン

ー再生コットン(リサイクルコットン)

 

初回はオーガニックコットンについて、SDGsとの関わり、そのメリット・デメリットをご紹介します

 

オリジナルノベルティ制作で半世紀近い実績をもつ当社・Topの視点ならではのヒントも盛り込んでいきますので、エコ素材選定の参考になれば幸いです。最後までお楽しみください。

 

オーガニックコットンが貢献するSDGsの4つのゴール

コットン栽培は、通常、化学肥料・農薬を多く使用するため、環境・土壌汚染、従事する農民の健康に少なからず影響を与えると言われていますが、オーガニックコットンは、2~3年以上のオーガニックコットン生産の実績、土壌・農薬・肥料に厳格な基準と収穫後の製造過程の追跡、児童労働など社会的規範を遵守した綿花です。

 

SDGs17のゴール全てに貢献するといわれるオーガニックコットンですが、特に以下の4つゴールに貢献します。

 

3.すべての人に健康と福祉を ⇔ 農薬・化学肥料不使用による生産者への健康影響軽減

4.質の高い教育をみんなに   ⇔ 児童労働雇用の厳格なチェックルール

14.海の豊かさを守ろう   ⇔ 異物除去目的の漂白および染色を行わないことによる水資源の枯渇と汚染防止

15.陸の豊かさを守ろう   ⇔ 土壌汚染(=環境破壊)に繋がる大量農薬の不使用

 

オーガニックコットンと通常コットンの違い

「コットン」というだけで、自然素材だから「肌に優しい」「環境に優しい」イメージを抱きがちですが、「オーガニックコットン」と「通常コットン」は大きく異なります。

順を追ってお伝えしましょう。

 

真っ白いコットン生地は、化学薬品により漂白されている

綿花の色は収穫時、真っ白ではなく、アイボリー色です。巷でよく見かける真っ白いコットン生地は、カラー生地に染色しやすいように化学薬品によって漂白され、あれだけの白さになっているのです。

 

オーガニックコットンでも真っ白い生地がある

事実です。なぜならば、オーガニックコットンの「テキスタイル認証」には、大きく分けて2つの考え方があるからです。

 

  1. オーガニックコットンを使えば、生産加工方法は問わない
  2. オーガニックコットンなのだから、生産加工工程においても環境負荷を最小限にすべきだ

 

上記のどちらも「オーガニックコットン」と商品表記が可能です。

そのため、生産コストを抑え、様々な制作ニーズに対応できるカラー染色も可能な「生産加工方法を問わないオーガニックコットン生地」の生産量が圧倒的に多いのが現状です。

 

通常コットンは肌に悪い?

では通常コットンは、オーガニックコットンに比べて肌に悪いのでしょうか?

 

オーガニックコットンを使用している販売商品の多くが「肌に優しい」点をアピールしていますが、実際は、通常コットンであっても生地生産の工程上、残留農薬は非常に少なく、肌に悪いとは言い難いのが正直なところです。

 

オーガニックコットン通常コットンに比べて「肌に優しい」のは事実ですが、通常コットンが肌に悪いわけではない点敢えてお伝えしておきます。

 

オーガニックコットンは、収穫に時間と労力がかかる

通常コットンは、綿花を収穫する前に落葉剤を蒔いて葉だけを枯らし、綿花だけを摘み取りやすくします。これは葉が綿花に混入すると除去に手間がかかるだけでなく、綿花に葉の色が付着し流通(販売)価格を下げることに繋がるためです。

但し、落葉剤を使用することは、生産者の健康への悪影響はもちろん、土壌汚染の進行、土の中の生態系も変えてしまうことにもなります。

オーガニックコットンは、綿花畑で落葉剤を使用できません。自然に葉が落ちるのを待つため、収穫に時間と労力がかかるというわけです。

 

最大の違い化学肥料・殺虫剤・殺菌剤・除草剤を使うか使わないか

通常コットンの綿花栽培は、害虫の影響を多く受けるため、かなりの殺虫剤や殺菌剤を使用します。綿花生産量1位・中国、2位・インドの綿花生産者の健康被害は、害虫駆除以上に深刻な問題となっています。

 

オーガニックコットンの綿花栽培畑では、

・殺虫剤の代わりに、害虫を退治してくれる益虫を綿花畑に雑穀類を植え呼び寄せます。

・化学肥料を使わず、有機肥料(鶏糞、堆肥)によって良い土壌をつくります。

・除草剤を使わずに、耕運機など農業工具によって土壌の栄養にすべく雑草ごと耕します。

 

オーガニックコットンのデメリット???

綿花生産者の健康には十分な配慮が払われているオーガニックコットン栽培ですが、そのため以下のような経済的な負荷があるのも事実です。

 

・手間がかかる ⇒ 価格が高い

・生産量・生地レパートリーが少ない

・漂白剤・蛍光剤が含まれる洗剤による洗濯はNG ⇒変色の可能性

 

私たちTopの取り扱い生地

SDGsの視点から、多少の近視眼的な負荷はあっても、なぜ『オーガニックコットン』が推奨されるのか、ご理解いただけましたでしょうか。

 

Topでは、以下5種類の『オーガニックコットン』によるグッズ制作が提供可能です。

 

・ツイル

・ツイル12オンス

・ツイル16オンス

・キャンバス4オンス

・キャンバス6オンス

 

貴社CSR活動の一環としてのノベルティ制作

『オーガニック』は、人にも環境にも優しい『ライフスタイル』の代名詞になってきていることから『オーガニックライフ』と使われるようになりました。

 

『オーガニックライフ』に加えてSDGs『持続可能な開発目標』の達成と合わせた食品ロス削減、ゴミの分別といった『オーガニックアクション』、街づくりとしての『オーガニックシティ』を宣言する自治体も増えています。

 

オーガニックコットンを使用したグッズ・ノベルティ制作を『オーガニックな暮らし方(オーガニックライフ)』『オーガニックアクション』『オーガニックシティ』の推進・浸透に活かしてみてはいかがでしょうか。

 

人と自然が調和した持続可能なグッズ・ノベルティ制作

「持続可能な未来をつくるため、地球に住む私たち一人ひとりが主体的に行動すべきとき!」

例えばこんなメッセージをのせて、オーガニックコットンを活用した貴社のグッズ・ノベルティ制作を実施されることは、SDGs・ゴール3「すべての人に健康と福祉を」の考えに通じ、貴社のCSR活動にも繋がります。

大切なことは、「オーガニックコットン○○○」といったアイテムを通じて、貴社が地球環境、自然との共存の大切さをどのように考えているかを伝え、貴社の商品・サービスにさらなる付加価値を感じて頂ける機会とすることだとTopは考えます。

 

より多くの方々に、貴社のファンになっていただけるもう一つのチャンスとして、 貴社CSR活動の一環となるグッズ・ノベルティ制作を、私たちTopがデザイン、生地選定、仕様検討から、生産、検品、納品までワンストップでお手伝いいたします。

 

ご希望の制作アイテムのサイズ・シルエット・使用目的に適した生地弾力、質感のオーガニックコットン生地を提案いたしますので、ご安心ください。

 

オーガニックコットンを使用したグッズ・ノベルティ制作ご検討の際には、是非私たちTopにお気軽にご相談ください。

ご連絡をお待ちしています。

 

お時間あれば、以下特集サイトもご覧ください

エコ・SDGsノベルティグッズ制作 | オリジナルグッズ・オリジナルノベルティなら株式会社トップ (sp-top.com)

 

 

 

岡本 将

執筆者

株式会社トップ代表取締役 岡本 将

販売雑貨・ノベルティ・資材のオリジナルグッズ制作お任せください。
海外生産による大量ロット制作から国内生産による小ロット制作まできめ細やかに対応いたします。
お客様企業にとって、より良い商品制作の信頼できるパートナー、相談相手として徹底した品質管理で日本クオリティを守ります。

→ブログ「寝ても覚めても」

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