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企業キャラクターのグッズ制作・4つのNG行為

企業キャラクターのグッズ制作は、ブランド価値を高め、顧客との絆を深める絶好の機会です。しかし、その過程で陥りやすい落とし穴も存在します。今回は、商品開発担当者やマーケティング担当者が避けるべき重要なNG行為について、最新のトレンドや成功事例を交えながらお伝えします。

 

企業キャラクターの一貫性を無視したグッズ制作

企業キャラクターは、貴社企業ブランドの顔としての役割を果たします。ですから、グッズ制作において企業キャラクターの一貫性を無視してしまっては元も子もありませんよね。企業キャラクターのイメージ、ストーリー性に一貫性を保つことが極めて重要です。

 

NG行為の例:

  • キャラクターの色や形状を勝手に変更する

ブランドイメージの刷り込みが難しくなります

  • 公式設定と矛盾する状況でキャラクターを描写する

顧客を混乱させ、やはりブランドイメージの刷り込みを難しくします

  • キャラクターの性格や特徴を無視したデザインを採用する

ブランドイメージの刷り込みが難しくなるだけでなく、共感も生まれにくくなります

これらの行為は、顧客の混乱を招き、企業イメージの浸透を遅らせるばかりでなく、共感の醸成も阻害し、ブランドイメージの一貫性を損なう可能性があります。

改善策:

  • 詳細な企業キャラクターガイドラインを作成し、社内外で共有
  • 複数の目によるチェックを含んだデザイン承認プロセスを確立、準拠の徹底
  • 上記のガイドライン、承認プロセス内に、キャラクターの世界観を深めるストーリー設定、グッズ制作への反映をチェックポイントとして設置

一貫性のあるキャラクターガイドラインの準拠を徹底することで、より浸透性が高く、共感を生み出せる企業キャラクターグッズ制作が実現できます。

成功事例:

ポケモンのピカチュウは、20年以上にわたり一貫したデザインと性格付けを維持し、世界中で愛されています。

 

ターゲット層を無視した商品展開

企業はもちろん、全てのキャラクターのグッズ制作は、ターゲット層のニーズと嗜好に合致していることが成功への鍵です。

 

NG行為の例:

  • 子供向けキャラクターで大人向けの不適切なグッズを制作する
  • ターゲット層の生活様式や価値観に合わないグッズを展開する
  • 季節感や流行を無視した商品を制作する

これらのNG行為は、商品の売れ行きを悪化させるだけでなく、ブランドイメージにも悪影響を及ぼしかねません。

改善策:

  • 定期的な顧客アンケートやフォーカスグループインタビューを実施し、顧客のニーズ、嗜好の変化を適宜把握する
  • SNSの分析ツールを活用し、ターゲット層の最新トレンドを把握する
  • 小ロット生産やオンデマンド印刷を活用し、市場の反応を見ながら展開する

成功事例:

サンリオのキャラクター「ぐでたま」は、若年層から社会人まで幅広い層に支持され、多様なグッズ展開に成功しています。

企業キャラクターグッズ制作を成功に導く5つのポイント を是非ご一読ください。

 

サステナビリティへの配慮不足

近年、環境への配慮は企業の社会的責任として重要性を増しています。企業キャラクターのグッズの制作においても、サステナビリティを考慮することが必要不可欠となっています。

 

NG行為の例:

  • 過剰な包装や環境に悪影響を与える素材の使用
  • 使い捨て前提の低品質なグッズの大量生産
  • リサイクルや再利用を考慮しないアイテムデザイン、包装

サステナビリティへの配慮不足が、貴社ブランドのネガティブイメージに繋がることを肝に銘じておきましょう。

改善策:

  • 環境に配慮した素材(再生プラスチック、オーガニックコットンなど)の使用
  • 長期使用を前提とした高品質なグッズの開発
  • グッズのリサイクルプログラムやアップサイクル企画の実施

まさに、第一印象の重要性は、日々の人間関係と同じです。

最新トレンド:

バイオプラスチックや海洋プラスチックを活用したエコフレンドリーなキャラクターグッズが注目を集めています。

 

絶対NG!著作権や商標権の侵害

全ての制作活動、ひいては企業活動全般において、他者の知的財産権を侵害することは絶対に避けなければなりません。
貴社企業ブランドの顔の役割を果たす、企業キャラクターグッズの制作においては尚更です。

 

NG行為について:

  • 新たな著作物を作成・起用した時に、既存の著作権に対し無頓着で、何ら法的な確認もしない

全ての制作物は、何らかの影響を既存の制作物から多少なりとも受けているといっても過言ではないでしょう。何故なら人間は「学習する」動物だからです。企業キャラクターを新規に企画・作成する際も、例外ではないでしょう。

だからこそ、最大の注意を払うべき点は、何が、どこからが著作権侵害に該当するのかという判断基準です。単に似ているから、というだけで著作権侵害にあたるわけではなく、その類似している点の一般性により判断は異なります。この辺りの線引きは、専門家に委ねたいと思います。

無論、他社のキャラクターや著作物と認識したうえで編集を加えて使用する行為は論外です。

 

  • ライセンス契約の範囲を超えて、キャラクターを使用する

これらの行為は、法的訴訟のリスクを高めるだけでなく、企業の信頼性を著しく損なう可能性があります。

 改善策:

貴社法務部門ないしは法律アドバイザーとの連携が大前提

  • AIを活用した類似デザイン検索ツールを導入し、事前チェックを強化する
  • ライセンス管理システムを構築し、使用範囲を厳格に管理する
  • 法務部門と連携し、定期的な知的財産権セミナーを開催する

最新トレンド:

ブロックチェーン技術を活用したNFT(非代替性トークン)化により、デジタルキャラクターグッズの「唯一性」を高めやすくなり、著作権管理が容易になっています。

 

企業キャラクターのグッズ制作は、ブランド価値を高める重要な戦略

上記のNG行為を避け、戦略的かつ倫理的なアプローチを取ることが成功の鍵となります。キャラクターの一貫性維持、法的リスクの回避、ターゲット層のニーズ把握、そしてサステナビリティへの配慮。これらの要素をバランス良く管理することで、企業キャラクターグッズは強力なマーケティングツールとなり、ブランド価値の向上と顧客ロイヤリティの構築に大きく貢献するに違いありません。

 

常に最新のトレンドや制作技術の進歩、各種法律の変更に注意を払い、必要に応じて専門家の意見を求めることも重要です。このような総合的なアプローチにより、企業キャラクターグッズは単なる販促品を超え、ブランドストーリーを体現する貴重な資産となることでしょう。

私たちTopは、お客様企業へトレンドを意識したアイテム企画、制作技術の進歩を適宜お伝えします。加えて、投資対効果の高い制作費用の提案、事前の各種法律チェックなどを徹底しておこない、お客様企業ご担当者様の企画における時間と労力を無駄にしない進行を心掛けています。

 先ずは、私たちTopの制作実績をご覧頂ければ幸いです。貴社グッズ制作に関するご相談を通して、お客様に「安心」の提供をモットーとしている私たちTopが、貴社の制作パートナーに見合うかご判断いただければ幸いです。どうぞお気軽にお電話もしくは以下問い合わせフォームからご相談ください。ご連絡お待ちしております。

 

岡本 将

執筆者

株式会社トップ代表取締役 岡本 将

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