サービス低下?

先週、当社の協力会社であり、
日系第三者検品会社の日本人担当者が
中国の旧正月中、日本に帰国していたため、
会食した際に
大変興味深く考えさせられる話を伺いました。

1年前に日本帰国の際と比較して感じるのは、
「日本の小売店のサービスが低下している」
とのこと。

私たち日本人は、日本のサービスは
世界にも称賛されるレベルと信じて疑わない。
勿論、この方も日本のサービスレベルは
今でも世界有数であることは疑わない。

ただ、「1年前と比べると」ということ。

具体的に2つの事案を伺った。
アパレルショップで
試着しても外の見えるところにスタッフさんが居ない。
待っても来ないので、買うのを諦め脱いで、
着た数着の服を
それぞれ元にあった棚に自ら戻して店を出たとのこと。

家電量販店に行ったら、
まだ決めかねているのに、
ガツガツ延々と売り込みされて辟易したとのこと。

私の感覚ですと、
試着するお客様とは、
最も購買確率の高い見込み客であるはず、
原因のひとつには、
もしや人手不足のせいでしょうか?

ピタッと傍から離れず売り込みされるなんて、
ひと時代前の接客としか思えません。
今では一定の距離間で
お客様からの目線や手振りに合わせて、
スッと近づき対応するものというのは当たり前かと
思っていましたが、
もしや原因の一つには、売れ行き不振による
販売員への会社からのプレッシャーが
強くなっているのでしょうか?

複合的な理由があるでしょうし、
個別店舗の問題と捉えてしまうのは簡単ですが、
私は常にこのような話は、
会社経営にとって大きな気づきとなります。

私たちTopとお客様の関係は良好だろうか?
繰り返し省み、行動に移していきたいと思います。

目視確認

中国の旧正月が明けて、
多くの取引先工場が
稼働し始めたと聞いております。

ここで私たちが認識すべきことは、
聞いているだけで、
実際に目で見て確認していない
という事実です。

当社はこの旧正月前後の生産管理を
1年の中で最も重要視しています。

工場の責任者や窓口の担当者から
生産進捗を聞くだけでなく、
必ず工場に足を運び工場全体の稼働状況と、
当社からの発注分生産内容が予定どおり
進んでいるか目視確認することを
義務付けています。

多くの同業他社様の失敗事例で
耳にすることが最も多いのもこの時期です。
報告では順調と聞いていたが、
出荷予定日直前に訪問すると、
実際には、
旧正月明けで多くの工員が戻らず
殆ど手つかずの状態、
お客様への納期対応策皆無という話です。

私たちは長く失敗がないからこそ、
慢心することなく、常に目視確認のうえ、
商品に直接触れることの重要性を
再認識したいと思います。

私自身も来週末より長期出張に出ます。
各生産工場を回り、
丹念に目視確認してまいります。
加えて新規工場視察も
この時期だからこそ訪問する予定です。

風邪をひく

私事で恥ずかしい話ですが、
数年ぶりに風邪をひいてしまいました。
数年ぶりというのも前回いつひいたかも
記憶にないほど久しぶりでした。

風邪をひいて先ず考えたのは、
何故ひいてしまったのだろうか?
ということ。

調べると潜伏期間は長くても3日間、
早いと1日、要は即症状が表れるとのこと。

となると仕事始めの7日以降となる。
あれこれと原因を考え、
次には対策を考えました。

そのうえで風邪をひいてしまったのは事実ですから、
3連休の間にどう治し、
治った直後も普段の休日のように
外出できないので何をして過ごすか、
ただ漫然と過ごしてはいけないと考え行動しました。

今年の個人目標達成のための細かな行動計画を立てたり、
積読状態の本を3冊読むなど、
「転んでもタダでは起きないぞ」という気持ちで
過ごしました。

こう書いていると仕事も同じです。

失敗しても、
原因を突き止め、今後の対策を講じ、
その失敗をプラスに変える追加行動を行いつつ、
知見も高めながら次の機会に備える。

11日(金)は数年ぶりにお休みをいただき、
社員のみんなに迷惑をかけました、
私が居なくともしっかりお客様対応してくれている
チームに感謝の言葉しかありません。

さぁ明日から2週間弱、中国出張です。
明るく元気に落ち着いて、
生産管理を全うしてきたいと思います。

挑戦

50年前の先週木曜日、
アポロ8号が発射され、月を周回し、
初めて地球に戻ってきた日でした。

その後、
有名な月面着陸成功のアポロ11号
の話に繋がるわけです。

最初から月面着陸ではなく、
宇宙船飛行の成功があったからこそ、
次の月面着陸成功に繋がったというわけです。

Topでは、
「巻き尺メジャー」のオリジナル制作を
ここ数年は毎月ご依頼いたいだくようになりましたが、
これまでオリジナル制作の最小数量は5,000個から
お請けしておりました。

工場との関係強化更には材料調達の工夫を進め、
材料は限定されますが、
オリジナル制作1,000個から
対応できるよう現在工場と最終調整進めています。

多くのお客様からの国内在庫品に名入れだけでは、
オリジナル形状だけでなく、テープ印刷も
オリジナルではない「巻き尺メジャー」となり
制作する意味がないというお声に
今後も真摯に対応してまいりたいと思っております。

今回の「巻き尺メジャー」に限らず、
オリジナル制作へのこだわりを持って、
その他アイテムについても
最低生産数量に限らず、
技術的に無理だと思われている
「当たり前」を打破していく心構えを
常に持ち合わせて、挑戦してまいります。

今年も多くのお客様からご注文いただき、
深く感謝申し上げます。
加えて生産工場、第三者検品会社、運送会社など
協力会社様にもこの場を借りて御礼申し上げます。

来年も引き続き
私たちTopとお付き合いいただきますよう
よろしくお願い申し上げます。

昔は

『昔は』
このフレーズを使い出すとオヤジ化などと揶揄されますが、
最近、ポケベルサービスが終了という新聞記事を
読んで感じたことがあります。

ポケベルサービスがまだ続いていたことにも驚きでしたが、
私が社会に出たころは、スマホは無く、もっぱらポケベル。
今や家に必ずあると言われるウォシュレットやパソコンも
まだまだ裕福な家にしかなかったものです。

ではそれらが無かった昔、私は困っていただろうか?
いいえ、元から無いのですから、
困るという感覚もあるわけがありません。

それよりも今はスマホ、ウォシュレットを、
私たちや若い世代だけではなく、
先輩方も異口同音手放せないと断言される。
便利、快適だから手放せないことは、十分に理解します。

そんな便利、快適の恩恵の傍で、
失くすモノもあるという気がしてなりません。
『昔は』公衆電話にまつわる思い出が沢山ありました。
スマホは便利過ぎて、思い出となるようなエピソードが
少なく感じます。

私たちは、モノづくりを通じて、
お客様そしてエンドユーザーの思い出と
なるようなオリジナルグッズの制作を心掛けたいと
強く思っています。

さて今現在、皆さんが手放せないと断言する
スマホやウォシュレットも近い将来、
『昔は』スマホ、ウォシュレットがあったなぁ、
と話す時代が訪れるのでしょうか。
きっと訪れるのでしょうね。

ラグビーワールドカップ2019

皆さんもご存知の通り、来年は「ワールドカップラグビー2019」が
日本で開催されます。

私は高校時代にプレーしていたこともあり、
皆さん以上に来年の開催に今からドキドキしております(笑)

ラグビーの素晴らしさを
私のような者が偉そうに話すことはできませんが、
団体スポーツともいえる企業経営に
通じる部分がかなりあることは間違いありません。

ラグビーには多くのポジションがあり、
それらポジションそれぞれに役割があり、
どこのポジションが最も重要だということもありません。

これはどの企業にも当てはまることでないでしょうか?
例えば、
企画力に長けている人、
デザインセンスの高い人、
プレゼン能力の高い人、
営業担当者へのアシスト業務に長けている人、
経理業務などきめ細かい仕事が得意な人、
色々な得意技を持つ人たちがいてこそ、
全力でチームを支え合うことが可能となり、
勝利をつかむことはできるのではないでしょうか?

企業経営の場合は、
「勝利=お客様からの信頼向上」です。
これからも色々な得意技を持つ全社員の技を更に磨き上げて、
お客様からの信頼向上に繋げてまいりたいと思っています。

PS:個人的な嘆き節ですが、
来年の「ワールドカップラグビー2019」の
観戦チケット購入抽選は落選続き。
JRFUメンバーズクラブに入会する等、
出来ることはしているのですが、、、
抽選の度に落選、都度涙に暮れております。
昨日も落選のメールが届きました(涙)

定期工場視察

3週間にわたる中国出張を終えて、
無事帰国いたしました。

今回出張目的は、
お客様からご依頼いただいた28アイテムの生産管理と
定期工場視察です。

現在、お客様から制作のご依頼をいただいている
各アイテムの生産管理は
非常に重要であることは言うまでもありませんが、
当社にとって定期的な工場視察も欠かすことはできません。

新聞やテレビでも報道されている通り、
中国はじめアジア各国の労働賃金の上昇は
留まるところを知りません。

当社が生産依頼する工場も同様の状況でありながら、
少ない人数で生産効率を上げるべく、
色々な対応を行う工場と行わない工場では、
工場業績にも大きな差が出ています。

人件費が上昇しているからと、
QC担当や生産ラインリーダーが退社しても、
何の対策も講じずに残った工員だけに無理をさせている工場は、
自ずと品質レベルも下降の一途を辿ります。

Topとしても、出荷前に倒産されてしまっては、
元も子もありません。

私からも他工場の良い取り組みを伝えたりする等、
工場にとっても人件費の上昇分を吸収できるような対策を
一緒に取り組むよう努めることも多いのですが、
残念ながら全く行動に移さない工場もあり、
その場合は少しずつ発注量を抑えて、
最終的には発注を止める判断もしていきます。

小さな対策の積み上げを考えますと、
工場の生産効率向上への行動に
終わりは決してないとつくづく思うのです。

今後も対等なパートナーである工場とタッグを組んで、
改善行動に努めていく考えです。
この行動こそが結果的にお客様に喜ばれる源泉となると、
大げさかもしれませんが信じております。

社員総会

Topとして44期目スタートとなる10月に入りました。
前期の好結果に甘んじることなく、
更に成長していこうと定例の社員総会を行い、
具体的な方向性の確認はじめ
細かな改善策に至るまで意見を出し合い決定しました。

Topでは社員総会を四半期ごとに行うのですが、
決定事項を完全に移行、
若しくは実行できていないことが発覚
することが稀にあります。
そんな時、その担当責任者には猛省を促すだけでなく、
改めてデッドラインを決めて、
詳細報告説明する責任が生まれます。

目の前のお客様対応が第一であることは当たり前のことです。
しかし、将来的にお客様に喜んでいただける改善策を
目の前の忙しさを理由に行わないことは
単なる言い訳にすぎません。

全社員一人ひとりのチカラを合わせて、
小さな改善を積み重ねていかないと良い会社として
成長していくことは決してできないと考えます。

「頑張ります!」は誰でも言えます。
常に実行することを第一に
お客様からのご期待に応えてまいりたいと思います。

連絡のとれない携帯電話

今月も明後日20日から
中国出張となりました。

最近、友人や知り合いから
言われることが多いコメントがあります。

「将に連絡つかない、返信がないときは、
中国にまた行っているんだなと
納得できるようになった(笑)」

私は日本で使うスマートフォンと、
海外出張で使うスマートフォンを別にしているため、
海外に滞在中は、
日本で使うスマートホンフォンには、
電話もメールも届きません。
更には中国では、
正式にはフェイスブックもグーグルも
使用できないため、
その2社のサービスによる連絡手法も使えません。

それは紛れもなく、
私の個人的なお付き合いのある方からの
ご紹介やモノづくりのご相談に対して、
全く対応できていないということに
他なりません。

しかし、私はそれを機会喪失とは
考えておりません。
実際、私が逆の立場で
知り合いに連絡しても繋がらない、返信がない
としても私はその知り合いに憤りどころか、
失望すら感じることがないからです。
どうしても急ぎで連絡を取りたければ、
別の連絡手段を使うと思うのです。
例えば仕事のメールアドレスに用件を伝えたり、
会社に電話すれば知り合いの状況を確認できます。

もし私の知り合いが
私の国内使用のスマートフォンだけに連絡をして、
連絡がつかない、返信がないことで、
私に駄目レッテルを貼るのであれば、
残念ですが仕方ない、
そこまでのお付き合いレベルだと
諦めるようにしています。

納豆巻き

私は時々お腹が減ったときに
納豆巻きを食べることがあります。

いつも思うのだが、
納豆巻きを食べると
先端から納豆がこぼれそうになるので、
先端を空に向けて食べています。

酢飯に納豆を入れたおにぎりが開発されれば、
お米も痛まない納豆おにぎりが完成し、
私のようにいつも空を見上げた滑稽な格好で
納豆がこぼれないよう神経を尖らせながら
食べなくて済む。

そんな納豆おにぎりを出すコンビニがあったら、
そのコンビニのファンになるのにと、
思うのは私だけでしょうか(笑)

こんなことを考えたりすること自体が、
きっとお客様へのアイデアフラッシュや企画提案にも
繋がるはずと信じているのも私だけでしょうか(笑)