急病人

昨日、帰宅途中に電車の中で
斜め後ろに立って居たと思われる若い男性が、
突然私の横に倒れ込み全身けいれんを起こし、
吐血するという現場に居合わせました。

一緒に倒れ込んだ年配の女性が、
『救急車~!』と私と同じく傍にいた若い女性に
向かって叫んだので、若い女性は動転して
友人か家族と思われる知人に電話して
『人が倒れてどうしよう。。』と相談している。

年配の女性が更に怒りまくしたてるように、
『救急車呼んでよ!』と叫ぶ、
若い女性は何もできず、立ちすくんでいました。

私自身もどう対処するのが良いのか考えあぐね、
結局、医療知識もない私は、
倒れた男性の足を担いで他の男性2人と
ホームに運び出してあげることしかできなかった。

少しして意識を取り戻してくれて、
ホッと安心したわけですが、
無力さを痛感した瞬間でした。

人は何でもできるわけではないが、
寄り添うことはできることも気づきました。

もう一つ判ったことは、
大声を出して怒りを人にぶつけても、
何もプラスには働かないということでした。