定期工場視察

3週間にわたる中国出張を終えて、
無事帰国いたしました。

今回出張目的は、
お客様からご依頼いただいた28アイテムの生産管理と
定期工場視察です。

現在、お客様から制作のご依頼をいただいている
各アイテムの生産管理は
非常に重要であることは言うまでもありませんが、
当社にとって定期的な工場視察も欠かすことはできません。

新聞やテレビでも報道されている通り、
中国はじめアジア各国の労働賃金の上昇は
留まるところを知りません。

当社が生産依頼する工場も同様の状況でありながら、
少ない人数で生産効率を上げるべく、
色々な対応を行う工場と行わない工場では、
工場業績にも大きな差が出ています。

人件費が上昇しているからと、
QC担当や生産ラインリーダーが退社しても、
何の対策も講じずに残った工員だけに無理をさせている工場は、
自ずと品質レベルも下降の一途を辿ります。

Topとしても、出荷前に倒産されてしまっては、
元も子もありません。

私からも他工場の良い取り組みを伝えたりする等、
工場にとっても人件費の上昇分を吸収できるような対策を
一緒に取り組むよう努めることも多いのですが、
残念ながら全く行動に移さない工場もあり、
その場合は少しずつ発注量を抑えて、
最終的には発注を止める判断もしていきます。

小さな対策の積み上げを考えますと、
工場の生産効率向上への行動に
終わりは決してないとつくづく思うのです。

今後も対等なパートナーである工場とタッグを組んで、
改善行動に努めていく考えです。
この行動こそが結果的にお客様に喜ばれる源泉となると、
大げさかもしれませんが信じております。