中国旧正月前後の緊張感

毎年緊張感を伴う生産管理の時期に入ってきました。

当社生産の中心である中国の旧正月前後の生産管理は、
細心の注意を払う必要があります。

多くの中国工場としてのお正月休みは、
元日を挟んで前後1週間ずつの
計約2週間程度です。

しかしながら、工員さんたちの中には
工場の休み前に故郷に帰ってしまうし、
工場の仕事始めに戻っていないという状況が
散見されるのです。

理由は、
中国の帰省ラッシュは日本と比較にならないほどの
壮絶な状況であり、
往復の交通手段であるバスや電車、飛行機など、
チケット確保が困難で帰郷時期を前倒ししたり、
工場に戻る時期も後倒しするというわけです。

更には、帰省した故郷に戻ったら、
新たな工場が作られていて故郷でも働けることに気づき、
元居た工場に戻らないなんてこともよくある話です。

その点を「労務管理しっかり頼む」といくらお願いしても、
工場側は手立てがなく万歳状態というわけです。
それであればTopとしてその状況を考慮して、
生産スケジュールに余裕を持たせなくてはいけません。

日々の生産状況を把握していくこと、
品質管理は、
もしもの事態にリカバリー対応できる時間を考慮しつつ、
生産立ち上がり時期から
繰り返し現地工場に立ち合うなど、
きめ細やかな生産管理が必要となるわけです。

私自身も週明け22日から延べにして6工場を訪問して、
旧正月前出荷予定の20アイテムを2週間かけて、
しっかりチェックしてまいります。

パートナーである工場と共に、
気持ち良く旧正月を迎えられるように、
集中したいと思います!

デザイン提案力

ここ数年の傾向として顕著なことがあります。

販売雑貨制作請負事業においては、
お客様側で商品企画、デザイン制作行うため、
当社の役割はモノづくりにおけるアドバイスと
制作請負のみではありますが、
販促プロモーショングッズ制作においては、
お客様から「デザイン提案からお願いしたい」
というご相談が増加傾向にあります。

お陰様でTopは、
増加傾向にあるデザイン提案案件の
受注率が年々飛躍的に高まっていることは
代表として嬉しい限りです。

そもそも私が社会に出た20世紀は、
極端な言い方をすれば、情報収集力があれば、
ある程度お客様から信頼されました。
しかし、ネット検索がいつでもどこでも
簡単にできる今の21世紀は、
調べれば情報は入手できます。

ということは、
今は情報と情報を組み合わせて仮説を導き、
新たな提案、提言もできる「情報提供力」、
そして上述した「デザイン力」、
アイテム企画にはプロモーションはじめ
制作目的に繋がる「ストーリー力」
が必須であることを
繰り返しチームメンバーに伝えています。

当社お客様は優良企業様ばかりですから、
決してデザイン会社へのデザイン制作費を節約
したいという話からのご相談ではありません。

特にプロモーションの細分化が進む時代、
今までのようなプロモーション1件に
多くの予算配分ができないことを踏まえ、
小規模の制作案件であれば、
見積総額に大きな差が出ないことをお客様はご承知です。
それであればデザイン第一優先で
発注先を選びたいというわけです。

感性に訴えるデザインの重要度は、
今後益々高くなることは間違いないと思います。
私たちTopとしても、
更にデザインセンスを磨き上げていく所存です。

年末年始挨拶

年末年始のお客様への挨拶だけの訪問を
私たちは数年前より取り止めました。
10年前20年前では、
お客様のところに挨拶訪問は当然のことでしたが、
以下理由による取り止めです。

●訪問するオフィスビル1階ゲートを
事前アポイント登録しておかないと通過できない為
●仕事納め、仕事始め当日でも
終日仕事モードのお客様が増えた為
●お客様からわざわざ挨拶だけの為に来社されるのは不要
ときっぱり申し渡されることが増えた為

決して今の時代に年末年始挨拶がそぐわない
ということでは決してないと思いますが、
このような風潮も
時代の流れといえるのではないでしょうか。

私たちも年始から早速仕事モード全開です。
お陰様で仕事始め1月4日から
早速お問い合わせ、ご相談が多く舞い込み、
挨拶だけの訪問の時間を割けないのが
正直なところです。

ただし、当社お客様の中には、
「Top担当者は年末年始挨拶に来られないなぁ。。。」
と残念に思われている可能性も否めません。
お客様にこのような思いを持たれることで、
お客様との関係が縁遠くならないよう、
企画提案、デザイン提案など
今まで以上のレベルアップを図る必要があると考えます。

「やっぱりTopに全て任せておけば安心」
とお客様ご担当者様に心から思っていただけるよう
小さなこと細かなことも疎かにすることなく、
良きパートナーとしての行動をせねばならないと
この年始挨拶時期に改めて思う次第です。

今年も私たちは漸進してまいります、
よろしくお願い申し上げます。