オリジナルグッズを制作するということ

先々週の13日から先週の20日まで10日間、
今月も中国出張に行ってまいりました。

アイテム数も多く、
第三者検品会社の協力を得る必要はありますが、
全アイテムを
自らの目と手で生産管理を手掛けることが出来たため、
安心して全アイテムの出荷承認することができました。

出荷時は正直ホッとする瞬間ではありますが、
帰国の途に就く途中では違う感情が常に沸き上がります。

お客様と度重なる打ち合わせの上、
オリジナルアイテムを制作したモノが、
エンドユーザーの手に渡り
どのようなご評価をいただくことになるか
を考えるとやはり私たちの仕事は良いモノさえ制作すれば
良しということではないと改めて感じます。

お客様の直接的な販売に繋がるかどうかは勿論ですが、
購入したエンドユーザーがお客企業のファンになるか、
結果としてリピート客になっていただけるか、
はたまた
ロイヤルカスタマーになっていただけるか、
私たちは常にその点を意識しつつ、
今後もオリジナルグッズ制作を通じて、
お客様に寄り添ってまいりたいと考えます。

言わないとわからない

私たちは多くのアイテム制作を手掛けているため、
長くお付き合いいただいているお客様からは、
「先ずはTopに聞いてみよう」
と制作可能かお問い合わせをいただけます。

但し、まだ数年とお付き合いの短いお客様には、
今までの納品実績のあるアイテムカテゴリーのみの
お問い合わせしか頂けていないケースが多々あります。

先日もあるお客様とお会いした際に、
世間話の中で看板の話になり、
「私たちTopも
全国展開の語学教室の看板を制作してますね、
どうも最安価格で品質も良いということで、
継続的に増刷お請けしていますよ。」と
お伝えしたところ、

「早く言ってよ~~」
と名刺管理のコマーシャル調で
言われてしまいました。
先月、
別会社に発注したばかりだったとのこと。

今朝の社内ミーティングでは、
「口頭でお伝えしない限り、
以心伝心で勝手に伝わることはない。」
当たり前のことですが、
改めて確認し合った次第です。

第1四半期の顕著な動き

私たちは多くのアイテム制作をしているため、
多くの中国工場と付き合いがございます。

最も受注量の多い縫製品は
常に何かしら複数アイテムの生産を手掛けておりますが、
時に同じカテゴリーに受注が集中することがあるのは、
社内でも話題にあがります。

この第1四半期(10~12月)の納品予定では、
金属アイテムの発注がここ数年の中で
今までの数倍と顕著な動きを見せています。
アイテム数として
現時点で23種類となっています。

お客様への守秘義務があるため残念ながら
具体的なアイテムを紹介することはできませんが、
マラソン完走者への記念メダルや、
販売雑貨や販促ノベルティとしての
ピンズ、キーホルダー、大型クリップ、コースターなど
多岐にわたります。

工場の担当者からは、
「Topさんからの仕事は
いつも納期に余裕があるアイテムばかりです。
納期が厳しそうな案件もドシドシ相談してくださいね!」
などと更なる発注を期待しているようです(笑)。

しかしながら私たちは、
お客様に安心安全を提供することが第一ですので、
お客様から短納期の案件をいただいた場合、
たとえ工場側から納期OKの返事がきたとしても、
当社経験則において
お客様に希望納期をお約束できない旨を
お伝えすることが多々あります。

私は常に「短納期に挑戦する」というフレーズは、
残念ながら結果として聞こえが良いだけであり、
実際、同業他社様がお請けされている案件では
残念な結果を耳にすることも少なくないため、
「ギャンブル」と同義語では決していけないと
社内では繰り返し伝え続けています。